土壌酸度計

ハイドロカルチャーとは

 家の中で植物を楽しみたいけど、土がこぼれたり、水が腐ってきたり、コケが生えてくるのがイヤ!・・・という人には、ハイドロカルチャーはいかがでしょう。

 ハイドロカルチャーとは、培養土の代わりに、水耕栽培用に作られたハイドロボール(ハイドロコーンとも呼ばれます)を使って、観葉植物を栽培する方法のことです。

 ハイドロボールは、土と違って無菌なので、部屋を汚すこともなく、食卓にも飾ることができますよ。使う容器は、底に穴が開いていなくても大丈夫です。ですから、ガーデニング用品としての鉢ではなくても、自分の好きなコップや茶碗などでもOKです。

 底に穴が開いていないと、根腐れしない?と思いますよね。根腐れさせないために、根腐れ防止剤を使います。

 まず、根腐れ防止剤を器の底に軽く敷き詰めます。その上からハイドロボールを入れ、土を落とした植物を入れていきます。普通の寄せ植えのように、何種類かの植物を入れても楽しいですね。また、完成品にかわいい雑貨などを飾ってもお洒落です。

 ハイドロボールは、表面に粉のような、白っぽいカスが付いており、容器に白く付いてしまうこともあるので、一度洗ってから使うと良いです。

 また、このハイドロボール、洗うことで何度も繰り返し使えるのです。使い込んでいくと、多少の劣化はありますが、とっても経済的で環境にも優しいものですね。

 ガーデニング用品店には、色々なハイドロボールが売っていますよ。大きさは様々、色は茶色のレンガのような色が多いですが、お店によって、色々な色がありますよ。

 手軽にできるハイドロカルチャー、お気に入りの容器で作ってみてくださいね。

土壌酸度計

 花や野菜を美しく元気に育てるための大切なポイントに、土壌酸度があります。

 土壌酸度とは、土の中の水素イオン濃度のことで、水と同じようにPHで表します。PH7が中性とされていますが、雨の多い日本の気候では、雨で石灰Caや苦土Mgが流出しやすいので、ほとんどの地域が酸性土壌です。

 花や野菜によって、酸度の好みが違うので、それぞれ最適な酸度にしてあげることにより、花はより美しく、野菜はより元気に育ちます。

 ローズマリーやラベンダーなどのハーブ類は、弱アルカリ性を好みますが、ブルーベリーやエリカなどは弱酸性を好みます。

 野菜もそれぞれで、じゃがいもは強い酸性を好みますが、ほうれん草や玉ねぎは中性に近い弱酸性を好みます。

 弱酸性にしたい場合には酸度調節していないピートモスを混ぜ込み、弱アルカリ性にしたい時は石灰を混ぜ込みましょう。

 でも土を見ただけでは、土壌酸度がどれくらいかは分かりませんよね。

 そこで手軽に土壌酸度を計測できるガーデニング用品、土壌酸度計があります。

 使い方は簡単です。土の中に差し込んでしばらくすれば、指針の動きから一目で酸度が分かります。電池が不要のタイプがおすすめですよ。正確な酸度が分かれば、的確に植物の好みの土にすることができますね。

 土壌酸度計はガーデニング用品を扱っているお店で簡単に手に入れることができ、価格は3000円前後です。

 水分も一緒に計測できるものが多く、中には照度まで計測できるものもありますよ。予算に応じて選んでみてくださいね。