黒川温泉、人気の秘訣とは

黒川温泉でノスタルジーに浸る

 最近話題の黒川温泉は過去6年間「行きたい温泉ランキング」の上位に君臨しています。黒川温泉は、熊本県阿蘇郡南小国町という所にあります。阿蘇山の北側と言えば地図を見て何となくイメージが出来るでしょうか。最近になって脚光を浴びだした黒川温泉は、近隣に止まらず全国各地にファンがいる温泉です。24軒の旅館全てに自慢としている露天風呂があり、その充実度は素晴らしいものです。横に流れている田の原川のせせらぎを聞きながら入る露天風呂は、情緒が溢れていて格別です。温泉を満喫した後は周囲の散策をして身も心もリフレッシュすると良いでしょう。木立の合間を歩いていると日本家屋の瓦屋根が見えます。全ての旅館が日本建築にこだわっている事から、その風景はまるでタイムスリップをしたかの様な「日本」を思わせる徹底した情緒を意識したものです。武家屋敷を思わせる家屋は、まるで隠れ里の様な雰囲気で、ノスタルジー満載と言えます。黒川温泉の歴史的背景は、大昔、病気の父親を助けたい一心で瓜を泥棒した親孝行息子を怒った畑の主が首をはねた場所と言われています。寂しさを感じさせるのに何故か暖かい雰囲気を兼ね備えている黒川温泉らしいエピソードです。24軒ある旅館では、各自で源泉を持っているため泉質には多少の違いがありますが、全体的に言える事は硫黄系で特有の卵臭い感じがします。温泉は、無色、白濁から緑色まであります。阿蘇の山間から湧き出た源泉という事を聞いただけでも物凄いパワーが感じられ、日頃の疲れを全て吸い取ってくれる様なイメージを浮かばせてしまいます。

 

黒川温泉、人気の秘訣とは

 今最も旬と言われている黒川温泉は、九州の熊本阿蘇にある露天風呂を充実させた温泉です。黒川温泉が全国的に注目される様になったのは情報雑誌「じゃらん」に掲載された事。もう一つはマスコミが注目した事からテレビでの取材が多くなった最近からです。また、インターネットの掲示板に数多く「良い温泉だった」という書き込みが多々あります。それを読んだ人達が興味本位で訪れたにも関わらず本当に素晴らしく「もう一度行きたい」と思えた事からリピーターが増えました。また行って来た人達が再び掲示板に「本当に良かった」と書き込みをした事から注目度が増し続けました。黒川温泉の人気の秘訣と言われている中に「女性客が多い」事が挙げられています。温泉では「癒し」を求めますが黒川温泉のメインである露天風呂には女性専用を設置している所が多く見受けられます。混浴で何となく入りづらくて遠慮をしてしまう悩みを解消しています。もう一つ、黒川温泉ブームに火を付けた発端は「入湯手形」という物です。手形を1200円で購入すると宿泊していない全24軒の宿の中から入ってみたい露天風呂を3カ所指定し利用出来るという優れものです。この手形は宿泊客の70パーセントが利用し露天風呂を満喫しているというデータが出ています。「入湯手形」の有効期限は半年間となっていますが黒川温泉では日帰り入浴も可能なので再び入浴だけに訪れるのも一考かと思います。宿泊で訪れたのなら浴衣を身にまとい雪駄を履いて情緒豊かに他の旅館へ出向いてみましょう。普段は忘れかけているノスタルジーな雰囲気を味わえると思います。