クリスマスキャンドルの歴史

クリスマスキャンドルの様々な形

 クリスマスキャンドルとしてキャンドルを選ぶ時に、どれを選んだらよいのか迷ってしまいます。キャンドルの形には様々な種類があるからです。

 テーパーキャンドルと呼ばれるものがあります。細長い、一般的なキャンドルのことをテーパーキャンドルといいます。テーパーキャンドルは、キャンドルを乗せる台、つまりキャンドルホルダーと呼ばれるものと合わせて使用されることが多いようです。テーパーキャンドルを使用する時のキャンドルホルダーは、ガラスのホヤ付のものを選ぶとよいでしょう。空調の風のことを考えると、キャンドルの炎をホヤで囲んでしまったほうがいいようです。

 ラウンドキャンドルと呼ばれるものがあります。ラウンドキャンドルとは太くてがっしりとしたキャンドルのことをいいます。ラウンドキャンドルには50時間以上の長持ちするキャンドルもあるようです。このようなキャンドルは食事の際のディナーキャンドルとしては不向きであるかもしれません。友達と語りたい時やひとりで考え事をしたい時、またはぼんやりと休みたい時などに向いているのかもしれません。キャンドルホルダーとしては、お皿がいちばんいいようです。

 キャンドルの形や大きさには様々な種類があります。色や香りも加えたら、種類は数えきれません。

 クリスマスキャンドルとして、どれが最適なのか迷ってしまいます。どこの場所で、どのように使いたいのか、いろいろ想像しながら選んでいくしかないようです。

 

クリスマスキャンドルの歴史

 クリスマスなどにはクリスマスキャンドルを飾ります。当然のことですが、キャンドルはクリスマスキャンドルだけではありません。クリスマスの時に飾るキャンドルを、クリスマスキャンドルといいます。

 キャンドル、つまりろうそくの歴史はとても古いものです。紀元前1000年とも3000年とも言われています。紀元前3世紀ころには今のキャンドルの形に近づいたものであったそうです。

 原料としては、当初蜜蝋が使われていたそうです。蜜蝋とはミツバチの腹部から分泌されるもので、ミツバチの巣における単房(部屋)を形作っているロウです。蜜蝋から始まって、動物の脂からろうそくを作っていたこともあるそうです。これを獣脂と言うそうです。獣脂がろうそくに使われたのは9世紀ころだそうです。主に羊の脂であったそうです。鯨の脂を使用したろうそくもあったようです。マッコウクジラの頭腔内には生きている時は液体で、死んでしまった後は固体となるロウの成分があるそうです。これを「鯨ロウ」と言うそうです。「鯨ロウ」の特徴として獣脂ろうそくに比べて2倍長持ちし、約4倍の炎の大きさがあり、しかも光の明るいということが挙げられます。

 1850年ごろから、石油から取り出したパラフィンワックスがキャンドルの原料として使用されるようになりました。日本に初めてパラフィンワックスから作られたキャンドルが輸入されたのは1870年のことです。そして、1873年には日本でもパラフィンキャンドルの大量生産が始まったといわれています。