アロマの歴史

アロマ検定の香りテスト

 アロマ検定では、多くの分野からの問題が出題されます。アロマの検定で多くの受験者が悩むのが精油の嗅ぎわけです。香りの試験は、検定では2門しか出題されませんが、これからアロマを仕事としたい人には大切な分野です。

 アロマを長く愛用している人は、殆どが自分の好みのアロマがあると思います。好みのアロマが検定に出題されると嬉しいのですが、試験に指定されている精油は、二級で10種類。一級は二級の精油プラス10種類、全部で20種類の精油の匂いとプロフィールを勉強しなければなりません。

 中でも20種類の精油の中に、匂いがそっくりの精油があるので、その嗅ぎ分けが難しいと言われています。私も芳香浴やアロマバスで試したりしました。

 1番覚えやすいと言われる方法は、科名ごとに紙に匂いを染み込ませ覚えると言う方法。科名ごとに匂いを嗅ぎ分ける事によってそっくりの匂いの微かな違いも判ってきます。

 私が1番難しいと思ったのは、グレープフルーツとスイートオレンジ。どちらも果皮を圧搾して精油を取り出すので微かな匂いから嗅ぎわけ無ければいけません。少し時間を置いて嗅ぐと香りが違うので試してみて下さいね。

 他にも、精油プロフィールに使いすぎに注意と表記されているのは紙に染み込ませて匂いを嗅ぐといいですね。試験まで時間がある人は、1本1本効果を楽しみながら匂いのプロフィール、作用などを試すのもアロマが好きな人には楽しいですね。もしかしたら試験に出題される精油で新しく自分に合いそうな精油が見つかるかもしれませんね。

 

アロマの歴史

 日本でここまで人気のあるアロマテラピー。

 アロマテラピーと名付けられたねは1931年頃、名付けたのはフランス人の科学者ルネ・モーリス・ガットフォセ。しかし実は古代ローマよりその前ではないかと言われています。

 彼が科学実験中に事故で火傷をおってしまい、その時近くにあったラベンダーの精油をかけたそうです。そうすると火傷の回復が早かったそうです。それから彼は香りの精油効果に目覚め研究に没頭し、アロマテラピーと言う造語を作り名付けたのが始まりと言われています。

 そのガットフォゼが研究したアロマテラピーを実践したのがジャンパルネです。ジャンパルネは、フランスの軍医で治療の抗生物質の使用に疑問を感じていたそうです。その際に、ガットフォゼが研究したアロマテラピーに注目しました。彼はインドシナ戦争の1950年〜53年にトンキンに軍医として滞在した際に負傷者に芳香薬剤を用いて手当てを行いました。そうするとみるみるうちに、成果をあげたそうです。それからはフランスでは精油を薬として用いる研究がされていて、フランスのアロマテラピーの特徴になっています。

 日本では、効果などが凄い事は実証されていますが医療現場で使われる事はありません。精油を直接飲んだり、塗ったりする事もないですね。しかし医療として使われる事は無くても、癒しとしてアロマテラピーを学ぶが多いです。現在の日本には、このアロマの癒しの効果が影響して人気があるのかもしれませんね。