オフィス家具の地震被害

オフィス家具の処分

 オフィス家具が不要になった場合、それらは処分しなければなりません。オフィスを引っ越したり、オフィスをリニューアルしたりするような場合、不要となるオフィス家具が出てきます。

 オフィス家具をリースしているような場合は、オフィス家具をリース会社に返せばよいわけですが、自社で保有しているような場合は何らかの形でオフィス家具を処分しなければなりません。

 不要となったオフィス家具はどのような形で処分したらよいのでしょうか?オフィス家具を廃棄処分してしまう場合は、処理業者に引き取ってもらいます。処分業者はそれらのオフィス家具を分解し、金属などは再利用しています。廃棄処分するには、当然費用がかかります。金属部分を多く含むロッカーやデスクなどは、無料に近い値段で買い取ってくれるようです。最近は鉄の値段が高いので、鉄が高く売れるからだと思われます。

 しかし、金属部分が少ないパーテーションや作業台などのオフィス家具は1kgあたり25円〜35円くらいの費用を払い、処分してもらいます。 不純物の多く付着したチェアーやテーブルなどは1kgあたり10円〜30円くらいの費用がかかるようです。

 最近では、まだ使えるオフィス家具を廃棄処分してしまうのは「もったいない」ということで、リサイクルされることも多いようです。まだオフィス家具として機能を十分に持っているものを、高いお金を支払って廃棄処分するのではなく、買取り業者に引き取ってもらい、中古品として再利用されることが多くなっているようです。

 

オフィス家具の地震被害

 日本は非常に地震の多い国です。いまこうしている時にも大きな地震が起こるかもしれません。実際にオフィスが地震に見舞われたとしたら、オフィス家具はどのような被害を受けることになるのでしょうか?

 オフィス家具のうち一番被害を受けやすいのが背の高い収納家具ではないでしょうか。その中に多くの書類などが入って重くなっていたら周りに大きな被害を与えてしまいます。デスクの上のパソコン等のOA機器の上に倒れたりとか、窓ガラスに当たって窓ガラスを割ってしまったりとか。また、収納家具の上部だけに物や書類など重たい物を入れ過ぎていた場合には、重心が偏っているため、転倒し易いのではないでしょうか。上下連結するタイプの収納庫がありますが、上下連結が十分ではない時は、地震時にずれが生じて上部の収納庫が転落してしまうかもしれません。壁に固定する壁面収納家具も、壁に固定していなかった時には転倒してしまうでしょう。壁に固定してあったとしても、地震に対する耐力のない壁に固定してあったために地震対策とはならず、転倒してしまった例も多いようです。

 オフィス家具が転倒して非常口を塞いでしまう可能性もあります。そんな時は非常口から敏速に非難できなくなってしまいます。

 子供のころの避難訓練では、地震が起きたときにはデスクの下にもぐるように教えられました。デスクの下に書類やモノがあふれていたら、デスクの下には避難できないしょう。

 そんなオフィスでは地震がこないのを祈るのみです。