オフィス家具の適材適所

SOHOで必要なオフィス家具

 SOHOとは、小さなオフィスを自宅などで構え、ビジネスを行っている事業者を指しますが、SOHOでもオフィス家具は必要となってきます。SOHOで必要な家具とは、どんなものでしょうか?デスク、チェアー、収納庫などは最低限必要であると思われます。

 3名くらいで開業するのであれは、デスクとチェアーが各1個ずつ、収納庫が1個、スペースに余裕があれば、会議用テーブルと会議用イスを用意すればよろしいでしょうか。

 それらのものを購入するには、どれくらいの資金が必要となるのでしょう。すべて新品で調達しようとした場合、デスクであれば片袖デスクで20,000円くらいから購入できますので、3台で60,000円です。チェアーですと、安いもので8,000円くらいからあるようですので3台で24,000円となります。収納庫にはさまざまなタイプがありますが、ガラスの引き違い書庫であれば60,000円くらい、会議用テーブルは2個で70,000円くらい、会議用イスは4個で20,000といったところでしょうか。

 合計すると234,000円となります。小さな事務所のオフィス家具とはいえ、安い金額ではありません。新しくSOHO事務所を開設しようとした時、少しでもオフィス家具にかかる経費を小さく抑えたい時は、すべて新品で購入するのではなく、中古品を購入したり、レンタル会社からリースしてみたりと、他の選択肢も検討したほうが良いときもあるようです。

 

オフィス家具の適材適所

 ある日、商談で相手先に出向いた時のことを想像してみてください。オフィスに入った瞬間に受ける第一印象を決定づけるものはなんでしょうか。そこで働いている人の応対や、顔つきはもちろんですよね。元気ある大きな声とにこやかな笑顔で対応されたとしたら、「このオフィスは雰囲気がいいよね。仕事をしっかりやっていそうだ。」と感じる人が多いと思います。

 ほかには何があるでしょうか。そこに設置してあるオフィス家具も第一印象を決定づける大きな要素であると私は思います。例えば、商談で向かった先のオフィスで働いている人が、パイプイスに座り、会議用テーブルの上で仕事をしていたらどのように思いますか?「そんな環境できちっと仕事ができるのですか」と感じる人も少なくないと思います。例えば、得意先の大切なお客様との商談をパイプイスと会議用テーブルでできるでしょうか?「大切なお客様をおもてなしするのであれば、ゆったりとした応接セットも必要ではないか」と思いますよね。

 第一印象というのはとても重要なことであると思います。加えて、オフィス家具にも適材適所があると思います。オフィス家具が商談の結果まで左右するとはいいませんが、同条件の相手先が2社あり、どちらと契約しても構わないといった場合には、やはり気分よく商談できたほうを選ぶのではないでしょうか。

 商談は、相手のお客様が自分のオフィスに入った瞬間から始まっているのかもしれません。