ペットの便の異常

ペットの猫が頭を強く振るとき

 ペットで猫を飼っている人は、猫が頭を強く振る行動をみていると思います。猫をペットに迎えようとしている人も、猫にはこのような症状があることを知っておいて欲しいと思います。

 猫が頭を強くふる行動は、耳疥癬、耳のケガ、耳の中の異物、外耳炎、脳腫瘍、脳炎、前庭性失調症症候群、脳(東部)のケガ、栄養失調、中毒などが考えられます。ただの猫の行動ではないことを覚えておいて下さい。

 猫が頭を頻繁に振っていたら、耳の中にダニや細菌が感染してたり、異物や昆虫が入ったりしていることも考えられます。怪我をしているかもしれません。耳ダニが原因の場合は頭を振る以外にかゆがるので気をつけてください。

 それ以外が便印であれば脳の病気かもしれません。もしくは前庭性失調症症候群になった可能性も考えられます。前庭性失調症症候群とは耳の内部にある前庭という部分に異常がある病気です。この部分は平衡器官やバランスを保つ器官になります。頭を振ったり、首の位置が傾いていたり、フラフラして同じ場所を回ったりします。

 治療の方法としては耳ダニ感染の防止は、子猫の時に動物病院でよく検査してもらうことです。感染していたら早めの治療が必要です家でペットとして飼っているのですから、飼い主がマットや毛布などを消毒して生活環境の改善してあげるように心掛けてください。どんな症状であってもペットの異変に気がついたら、早めに獣医師さんの診断を受けてください。

 る必要があります。

 

ペットの便の異常

 ペットと散歩をしていて、おかしな便の症状に気がついたら、注意してペットを見てあげてください。犬も猫も、便によっては病気のサインかもしれません。

 犬の便の異常として考えられることは、胃と腸の病気、下痢、肝臓の病気、すい臓病、感染症、ジステンパー腹部の腫瘍、内部寄生虫、パルボウイルス感染症、レプトスピラ症、犬伝染性肝炎、中毒、過食、精神的ショックなどです。

 ペットも人間と同じように、下痢をします。人間も辛いようにペットも辛いことをわかってあげましょう。病気だけでなく、犬(成犬)が牛乳を飲むと下痢をすることもあります。私たちが飲んでいる牛乳を食事の時に与えたりすることは避けてください。成長した大人の犬は、乳糖成分を消化する酵素が不十分なので、牛乳は下痢の原因になります。

 体内に多数の寄生虫がいたり、すい臓病等にかかっていたりしても下痢の症状がでます。精神的にショックも下痢の原因になります。細菌やウィルスに感染していると下痢や発熱の症状があり、体温が39.5℃前後より高い場合は可能性が十分考えられます。

 便は下水状のような便や、タール便に変化するので、飼い主はすぐに気がつくと思います。

 治療方法は、1日くらいの絶食か、消化のよい食べ物と下痢止めの薬を与え安静にすることで症状はよくなるでしょう。しかし症状がよくならずに下痢が何日も続いたり、嘔吐をおこしたりしている場合は、命の危険も考えられるので、早めに獣医師さんの治療が必要です

 ペットも人間と同じように、さびしくなるとストレスが溜まります。ストレスが原因で体調を壊してしまうこともあるので、長期のお留守番などはなるべくさせないようにしてくださいね。

 猫が下痢や、便に異常がある場合は、消化器の病気、伝染性腸炎、胃腸炎、内部寄生虫、しぶり腹、猫パルボウイルス感染症、食事性アレルギー、薬物中毒、薬物アレルギー、リンパ腫、ガン、胃がん、子ネコ衰弱症候群、牛乳による下痢、トキソプラズマ症、感染症、脂肪肝、肝臓・すい臓の病気、腸内細菌の過剰な増殖、脂肪便、巨大結腸症などが考えられます。

 猫も人間と同じように、下痢をします。猫の下痢は消化器の問題で症状がでます。猫は急性より慢性の下痢が起きやすく、小腸に問題があると水っぽい便になります。この状態は栄養吸収しにくくなるので痩せてしまいます。大腸の下痢は粘液が出ます。血液と混じることもあり表情が苦しそうであれば大腸と考えられます。

 他にも様々な症状があるので、ペットの便がおかしいと気がついたら早めに獣医さんに見てもらうようにしてください。

 治療の方法としては、猫専用の下痢止めを飲ませるか、動物病院での治療が必要です。ウィルス感染は、現在直接退治する治療法がなく、弱った体力や免疫力を高める方法になります。猫が病気に打ち勝つように、飼い主が手助けしてあげる事が大切となります。動物病院には便のサンプルを持参すると診断が明確になるでしょう。