ペットが突然吐く症状

ペットが痒がる行動

 飼っている犬がしきるに体を痒がる行動は、次の原因が考えられます。肝臓の病気、腎臓の病気、寄生虫による皮膚病、膿皮症、過敏症、アレルギーによる皮膚病、シャンプーが合わないなど。

 ペットを室内で飼っていても、皮膚に寄生するダニやノミのような寄生虫が存在すると、体が痒くなります。皮膚が弱いなどの原因も考えられますが、ペットのためにも室内を清潔にしてあげてください。

 悪化すると湿疹ができたり、皮膚がただれたり脱毛したりします。かゆがって自分の爪で同じ箇所をかいてしまうので、痒がる症状がある場合は、シャンプーしてあげたり、獣医さんから処方された薬で対処してください。

 また使っているシャンプーが合わないことも考えられます。しっかりと洗い流していない場合もかゆがることがあります。なんらかの病気によって皮膚が過敏になっていることもあるので、ペットに異変を感じたら獣医さんに見てもらってください。

 皮膚が回復して、元の毛がきちんと生えるまでは時間がかかります。飼い主さんがしっかりとペットの体調管理をしてあげて下さい。

 予防方法としては、梅雨時期の湿気に症状が起こりやすくなるので、ペットを清潔にしてあげてください。また夏にかけても皮膚病にかかりやすくなります。ハウスなどの湿気がこもると、カビや細菌などが繁殖しやすくなるので、まめに掃除や消毒をして、風通しがいい環境を作って下さい。

 梅雨から夏にかけて、犬用のノミやダニの予防や駆除をするようにしてください。

 ペットの猫が痒がる行動は、次のような原因が考えられます。

 寄生虫による皮膚病、食事性アレルギー、ノミによる皮膚病、皮膚の乾燥、疥癬、免疫系の異常、尾腺炎、肉芽腫など。猫も人間と同じように、かゆい箇所をひっかきます。皮膚に傷ついて出血することがあるので、早めに対処してください。

 治療方法としては、ペットの猫にノミ取り首輪を着けてあげるなどがあります。飲み薬や滴下式スポットタイプの薬、ノミ取りシャンプーなどが市販されています。また獣医師さんの治療を受ければ数週間で回復します。

 猫の食事性アレルギーは、ペットの適切な食べ物を選んでください。食事性アレルギーに効果があると言われているのは、食物繊維・必須脂肪酸などです。ペットは動物ですが家族の一員です。ちょっとした変化が見られた時は、すぐに獣医さんに見てもらうことをお勧めします。

 

ペットが突然吐く症状

 飼っているペット(犬)が突然吐いたりした場合は、ただの食あたりだけではなく、他にも様々な原因が考えられます。

 ペットの犬が吐いた場合、原因として考えられることは、フィラリア症、感染症、内部寄生虫、尿毒症、消化器の病気、急性腎不全、事故による頭部強打、腹部の腫瘍、悪性リンパ腫、腎炎、子宮蓄膿症、糖尿病性ケトアシドーシス、異物を呑みこむ、中毒などが考えられます。

 犬は生理現象として、体を正常に保つため散歩の途中などで道路わきの草を食べたりします。その後に吐き出します。これは病気ではなく正常な行為なので心配はありません。ですが理由もないのに嘔吐を繰り返し、ペットがぐったりしている場合は、病気や中毒のサインと考えられるので、獣医さんに見てもらうようにしてください。

 特に気をつけてみて欲しい点は、一日に何度も吐いたり、激しく吐く、苦しそうに吐くなどは正常ではありません吐いた物の中に、血などが混じっていないかも見るようにして下さい。

 猫がはいたりする原因は犬とは少し違います。

 食べすぎ、毛球症、小異物を呑みこむ、動物を羽毛や毛ごと食べた、内部寄生虫、その他ウイルス感染症、感染症腸炎、尿毒症、リンパ腫、消化器の病気、中毒、巨大食道症、胃腸炎、肝臓・すい臓の病気、腸閉塞、糖尿病、甲状腺機能亢進症などが考えられます。

 猫は安全な室内でペットとして飼っていても、身体を舐めて毛づくろいをするので、胃の中に出来た毛玉を吐き出すことがあります。食べ過ぎの場合も吐いたりするでしょう。室内であれば小動物を食べることはありませんが、ネズミや小鳥などを食べて、羽ごと食べた時は、食道に入った物をそのまま吐くこともあります。

 猫も草を食べて、胃の中を清潔にすることもあり、この点は犬と同じく正常な生理現象です。しかし食べ物に関心を示めさない、食欲がないなどは、猫の体に異常が起こっていると考えられます。

 飼っている猫のよだれが多いなどの症状は、胃や腸が炎症をおこしているケースも考えられます。下痢は、食中毒の可能性もあります。猫の鳴き声が苦しそうなうめき声であれば、強い痛みを感じているサインです。子猫は体内に寄生虫がいると嘔吐したりするので、心配な時は獣医さんに見てもらうようにして下さい。

 いずれにしても、ペットが吐く行動は人間と同じく、体の異変を表します。ペットは話すことが出来ないので、少しの変化も飼い主がしっかりと見てあげて体調管理をして欲しいと思います。