ひどく吠えるトイプードル

トイプードルの避妊と去勢

 トイプードルの避妊と去勢についてお話したいと思います。これから長い期間、一緒に暮らすトイプードルのこの先のことをよく考えて、手術をするか決断して欲しいと思います。

 避妊手術や去勢手術については賛成と、反対に大きく分かれます。

 賛成者側の意見は、育てることのできない子犬が生まれなくてすむ。(飼うことが出来なければ保健所で殺されてしまいます)メスの場合は、発情期をなくすことができるので、出血や発情によるストレスから解放されます。子宮蓄膿症やや乳がんなどの病気が予防できます。また手術したことにより長生きする傾向があるとも言われています。

 オスの場合は、放浪するくせが収まり、むだ吠えがなくなると言われています。攻撃的行動も減り、行動に落ち着きが出ます。また前立腺の病気や、肛門周辺の腫瘍などが予防でき、メスと同様に長生きする傾向があると言われています。

 反対者側の意見としては、人間と同じほ乳類の動物なのに、人間が強制的に手術を行うのはおかしい。性ホルモンは、骨など体に様々な影響を及ぼすので手術は避けるべき。生後の早い時期の手術は精神的な影響がでる。去勢することで、筋肉が落ち、骨も細くなるので、可愛そう。などの様々な意見があります。

 動物らしくある権利もあるように思いますが、本当はどちらが犬にとっていいのでしょうか。トイプードルをこれから迎えようとしている人は、どの方法が1番いいのか、家族でしっかりと話あって欲しいと思います。

 ■手術を希望する場合

 予約をします。手術の1週間ほど前には、話をしておきましょう。

 メス犬であれば、初潮前の生後6〜7ヶ月で手術を行うのが理想とされています。手術は、一晩の入院が必要です。オス犬であれば、6〜10ヶ月の間に手術をしましょう。メスとは違い、入院せずにできることも多いようです。

 

ひどく吠えるトイプードル

 ひどく吠えるトイプードルはどのようにしたらいいのでしょうか。トイプードルが吠えて困っている飼い主もたくさんいると思います。吠えると言うことは、何か原因があるはずです。その原因を探して、対応しなければなりません。

 追い払うなどの警戒の意味で吠えているのか、 かまってほしいのか、遊んでほしいのか、何かに怯えて怖いのか、様々な理由が考えられると思います。

 やめさせる方法としては、「吠えた時におやつを与えるといいでしょう。吠える事と食べる事を一緒にすることが出来ないので、当然吠えるのをやめます。心理的にも意識がフードに集中していると、警戒がそれほど気にならなくなると言われています。吠える動機が、テリトリーを守ることであれば、意識をフードにそらせればいいのです。

 オモチャや犬用ガムなどもいいですね。長い時間夢中になれるものがいいでしょう。

 ただし、吠えてからおやつなどを与えると、吠えることがご褒美に繋がるので、間違えないようにしてください。

 トイプードルのサークルに布などをかぶせるのもいいでしょう。犬が吠える理由としては、自分のテリトリーに入ってくるから吠えていることが考えられます。見えないようにして、何回か繰り返すことで、吠えなくなることもあります。吠えるのが直ったら、布を外してください。

 来客がいる状況に徐々に慣らすのも、一つの手段です。大勢の来客を呼んで、楽しい雰囲気に慣らしてください。

  怖がっている場合は、後ろへ下がったり、尻尾を巻いたりします。そんな時におやつを与える方法は逆効果なので、犬のほうから自然に近づくように仕向けるのが1番です。

 怖いと思っている人の周りにフードを置き、犬が近づくのを待ってみてください。

 トイプードルの吠える癖は、飼い主さんのしつけ次第で、よくなりますどんな犬でも同じことです。無駄吠えは近所迷惑にもなるので、やめさせた方がいいですね。