トイプードルの老化

トイプードルの病気の症状

 トイプードルの病気の症状についてお話したいと思います。トイプードルに限らず、人間と同じように犬も病気をします。異変に気がついたら、すぐに獣医さんに見てもらうようにしてください。

 トイプードルの目に、目ヤニが多かったりしていませんか?涙がたくさんあふれたりしていませんか? 症状から考えられる病気は結膜炎、角膜炎、白内障などです。

 耳が垂れている犬種で注意しなければならない病気は、外耳炎、中耳炎、耳かいせん、内耳炎などです。

 トイプードルが鼻水を出していませんか?犬の鼻の状態は濡れていますか?鼻の病気で考えられるのは、鼻炎、ジステンパー、ケンネルコフなどです。

 トイプードルの歯に歯石がたまったりすると、口内炎、歯肉炎、乳歯遺残などの原因になります。

 体がかゆがったり、フケが多くなったりしていませんか?抜け毛が多いなどの症状は普通ではありません。ミアレルギー性皮膚炎、犬かいせんなどが考えられます。

 お尻を地面にこすりつけたり、お尻がにおったりしたら肛門周囲炎、子宮蓄膿症、寄生虫などが考えられます。

 子犬の時に多い症状ですが、大人になっても病気にはかかります。かわいいトイプードルの健康を守るためにも、異変に気がついたら、早めに獣医さんに見てもらい、病気を治して欲しいと思います。

 犬は私達のように言葉を話すことができません。犬が苦しいときは何かのサインをだしていると思うので、早めに気がついてあげてください。普段からよく観察することが大切なのではないでしょうか。

 

トイプードルの老化

 トイプードルの老化についてお話したいと思います。どんな生き物でも生きている限り、私たちと同じように老化現象があります。

 老化は病気ではないことを理解していただきたいと思います。7歳くらいになると大体老化が始まると言われています。トイプードルが今元気に走り回っているのであれば、その姿からは想像しにくいかもしれませんね。

 そもそも老化とは、年齢と共に運動能力が落ちたり、消化器官が衰えたりすることを言います。疲労回復が遅くなり、食事の量も徐々に減ります。寝ていることが多くなったら、老化の始まりと思ってください。

 体内では、免疫力が落ち、がんや糖尿病、肥満症などの生活習慣病にもかかりやすくなります。

 ■肥満気味になる■散歩中の動きが鈍くなってきた■いつも寝ている■運動を嫌がるよ■目が白っぽくなる

 トイプードルの様子を見て、老化なのか、病気なのか判断しないといけません。解らないことがあったら自分で判断せずに獣医さんにみてもらってください。最近では、犬の平均寿命も伸びていますが、健康な状態で長生きさせるためには、ストレスをかけないことが大切です。生活環境の改善、温度変化の調節などにも気をくばってあげてください。

 老化と勝手な判断をして、背骨に異常があって、動くのをいやがっていた子もいます。ヘルニアなどになると、歩けなくなることもあり、頬って置いても病気は治りません。しこりがあったワンちゃんも、老化現象と思っていたら、腫瘍であることがわかったケースもあります。

 犬は話が出来ないので、飼い主がしっかりと守ってあげてください。かけがえのない命なのですから。