トイプードルの狂犬病予防注射とワクチン

トイプードルのカーミングシグナル

 トイプードルのカーミングシグナルについてお話したいと思います。

 カーミングシグナルとは犬のサインです。犬は人間のように言葉を話すことができません。家族(群れ)で生活していくためには、必ずコミュニケーションが必要です。

 犬が自分の気持ちを相手に伝える表現方法をカーミングシグナルと言い、よけいな争いごとをしないためにサインを出していることをよく観察してみてください。ワンちゃんの言葉とも呼べる行動です。

 飼っているトイプードルが体をかく行動はありませんか?かゆいときにかくのは普通の行動ですが、かゆくもないときに体をかいている時はストレスを感じているサインです。愛情をたくさんかけてあげてください。

 飼っているトイプードルが床などの匂いをかいでいませんか?何もないのに、においをかいでいるふりをしていたら、無関心だと知らせるサインなのです。飼い主に無関心なのは問題ですね。

 飼っているトイプードルが体をふるう行動は、緊張から開放されたことを示します。よく撫でてあげてください。

 飼っているトイプードルが舌をペロッと出したら、自分を落ち着かせる為の行動です。周りをよく観察してあげてください。

 あくびは、緊張が高くなった時、ストレスを解消している行動で、横をむいたら、争いごとを避けようとしています。

 他にも、しっぽを振ったり、まばたきをしたり、いろいろなサインがあります。そのワンちゃんのくせもあり、必ずそうとは言い切れませんが、ワンちゃんのサインをちゃんと受け止めてあげるようにしてくださいね。トイプードルに限らず、ワンちゃんなら、このカーミングシグナルは必ず行う行動です。

 

トイプードルの狂犬病予防注射とワクチン

 トイプードルの狂犬病予防注射とワクチンについてお話したいと思います。(トイプードルに限らず、ワンちゃんが受けなければならない予防です)

 トイプードルを飼うにあたり、必ず行わなくてはならない義務が定められていることをご存知ですか?

 年に1度、狂犬病予防注射は必ず接種しなければなりません。日本での発病は昭和32年以降、確認されていませんが、狂犬病恐ろしい病気です。人間に感染し、発病すると確実に死亡します。

 海外では狂犬病今でもあるので、犬を輸入している場合は気をつけなければなりません。このように怖い病気を予防するために、飼い犬が狂犬病予防注射を接種することが義務づけられているのです。

 狂犬病予防注射の効力は約1年なので、トイプードルを飼ってから毎年狂犬病予防注射を受けなければなりません。畜犬登録をしておくと、毎年4月ごろに1回保健所からの案内のハガキが届きます。

 解らないことは保健所に聞いてみるといいでしょう。

 そしてワクチンですが、このワクチンは特定の病原菌に対する免疫をつくるために注射をしなければなりません。人間と同じようにワンちゃんの体内も同じです。

 病気から体を守るものがワクチンと覚えておきましょう。

 トイプードルを購入した場合、ブリーダーさんのところで1回目のワクチン接種を済ませます。次に生後90日くらいに2回目を接種します。生後120日くらいで、3回目接種してあげるのが望ましいでしょう。

 このワクチン接種は、その病気に感染しても発症を防ぐことが出来ます。発症した場合でも、軽症で済むので忘れずに行ってください。

 ワクチン接種で防げる病気は、命を落とす危険性のある病気ばかりなので、簡単に考えずにしっかりとワンちゃんの命を守って欲しいと思います。

 ■ワクチンで予防できる病気

 ■狂犬病■犬パルボウィルス感染症■犬ジステンパーウィルス感染症■犬伝染性肝炎■犬パラインフルエンザウィルス感染症■犬レプトスピラ病黄疸出血型■犬コロナウィルス感染症■犬レプストピラ病ヘブドマディス型■犬アデノウィルス2型感染症■犬レプトスピラ病カニコーラ型