トイプードルのお手入れ

トイプードルのシャンプー

 トイプードルのシャンプーは、15日一回を目安にして行ってください。

 あまりシャンプーをしすぎると、皮脂を取りすぎて被毛や皮膚にダメージを与えてしまいます。

 シャンプーはいろいろなメーカーがありますが薄めて使った方がいいでしょう。十分に体を濡らしてから、足やお尻を念入りに洗ってください。足やお尻は汚れが多い箇所なので、シャンプーは少し多めに付けて洗いましょう。リンスは付け過ぎずに、薄めで大丈夫です。毛玉が出来にくくする程度をつけてあげたら洗い流してください。

 お湯の温度はその季節の気温にもよります。37度から38度に設定してください。頭から濡らすのではなく、後部からかけ徐々に全体を濡らします。顔の部分は頭を上げて洗って下さい。耳はやさしく引っ張りながら洗います。(撫でる程度で十分でしょう)すすぎをしっかりせずに、シャンプー剤が残ると体が痒くなります。

 シャンプー剤が合う合わないもあるので、合わない場合はすぐに使うのをやめてください。いろいろ試してあげるのもいいですが、わからない時はショップにご相談するようにしましょう。

 ドライヤーも洗う順序で行います。やけどをさせないように、熱風は避け、距離を保ちます。その際毛を伸ばす様にブラッシングしてください。

 冬はしっかり乾かさないと風邪の原因になります。人間用シャンプーは使わないようにしてください。人間は弱酸性ですが、犬は中性からアルカリ性の成分になっています。

 またトイプードルトリミングは、月1回を目安にしてください。トイプードルの毛は、抜けずに伸び続けます。月に一度のカット、爪、耳、肛門線等、清潔にしてあげてください。カットもトイプードルの楽しみの一つです。料金は大体7000円前後と覚えておいてください。トリマーさんの学校が近い場合は、モデル犬も多く募集しているので、問い合わせてみましょう。その場合、料金は3000円位で出来ますよ。

 

トイプードルのお手入れ

 トイプードルのお手入れで特に注意する事は、健康上の問題と毛の手入れです。

 トイプードルは耳がたれているので、外耳炎になりやすく、慢性的な外耳炎の子がたくさんいます。子犬の時にブリーダーから迎えた時点で、耳に異常のある子が50%と言われているほどです。原因は、水遊びが好きな犬種なので、耳の穴に毛が生えています。これが蒸れやすくなる原因です。

 月に一度、この毛を抜いてあげるといいです。初めはわからないと思うので、購入した先のショップの方に聞くか獣医さんに相談してみてください。耳の洗浄は1週間に1回ぐらいを目安に行って下さい。獣医さんなどからフランス製の耳の洗浄液を購入できたりするので聞いてみてくださいね。その洗浄液の使い方は、耳に液を流し、耳の穴の下を1分位揉み、その後犬が耳を振った後に、綿棒でふき取ります。よごれが出てくるので、綺麗にふき取ってください。きます。綿棒は、綿棒の先の綿がしっかり付いている物を使用してください。耳の中で取れるとトラブルの原因になります。注意してくださいね。

 トイプードルはコートの手入れは毎日行います。プードルは巻き毛なので、毛玉が出来やすく、抜け毛がからまるので、毎日ブラッシングしてあげるようにしてください。ブラッシングすることで、毛玉が出来なくなり、抜け毛や汚れ、ほこりの排除が出来ます。ブラッシングは、皮膚に刺激を与えて血行がよくなるので、皮膚病なども防ぐことが出来ます。この作業は、毎日犬と触れ合うことで、ブラッシングだけではなく、健康状態も掌握できます。

 ブラッシングのやり方は、力を入れすぎないでスリッカーで全体をブラッシングします。毛玉は無理に取らず、柔らかくほぐしましょう。この時ブラッシングは楽しいことと認識させましょう。やさしく声をかけながらブラッシングを行い、終ったら褒めてあげてください。

 ちゃんとお手入れすることで、ペットも美しく健康な状態を保つことができます。面倒だと思わず、お手入れを習慣にして楽しんで行って下さい。