アドレス帳のデータ復旧

エクセルデータをワードでデータ復旧する

 エクセルで作業中なんらかの原因でエクセルがうまく稼動しない時、エクセルデータをワードで復旧することができます。ワードは通常の文書ファイルだけでなく、エクセルファイルも開くことができ、表計算のデータを抽出することができるのです。この機能を利用すると、壊れたエクセルファイルのデータ復旧の可能性があります。ただし、この機能で復旧できるのは、文字列と数式のみとなっているようです。書式やオブジェクトなどは消えてしまいます。もちろん、数式のマクロも消えてしまいます。

 ワードでデータ復旧されたデータは表形式で表示されますので、そのままコピーしてエクセルに貼り付けて保存するだけです。ワードの「ファイル」メニューから「開く」を選択し、開けないエクセルデータを選んでクリックします。ファイルの変換の画面が表示されるので、「Microsoft Excelワークシート」を選択して「OK」をクリックします。開くワークシートを「変換するシート」で選択できますが、ブック全体を選択してしまうとデータがおかしくなることがあるようです。そのため、ワークシートごとに開いてデータを抽出したほうがいいようです。ワードで抽出されたデータを新規ブックに貼り付け、名前を付けて保存したら、データ復旧の完了です。

 エクセルファイルをワードで開く際に、「この機能は現在インストールされていません」と表示されることもあるようです。その時は「はい」を選択すれば、インストールがはじまり読み込むことができるようになります。

 

アドレス帳のデータ復旧

 Outlook Expressのアドレス帳のデータは簡単にバックアップとそのデータ復旧を行うことができます。その際のバックアップ形式としては、「Microsoft Exchange個人アドレス帳」と「テキストファイル(CSV)」が選択できます。前者を選択するとOutlookやExchangeといったマイクロソフト製のメールソフトに自動的に出力することが可能です。後者を選択すると、CSVファイルとして保存されます。他のメールソフトでアドレス帳のデータを利用する可能性がある場合は汎用性のあるCSVファイルでバックアップしたほうがいいかもしれません。もちろん、CVSファイルでもOutlook Express上にデータ復旧することはできます。

 操作方法は簡単です。Outlook Expressを起動し、「ファイル」メニューの「エクスポート」をクリックします。その後「アドレス帳」を選択するとツールが起動するので、どちらかの形式を選択して「エクスポート」をクリックします。保存ファイル名を入力後、エクスポートする項目を選択しますが、必要な項目のみにチェックをいれればいいと思います。そして「完了」をクリックすればエクスポートは完了です。エクスポートしたファイルをバックアップしておきます。

 パソコンが故障したり、新しいパソコンに買い替えたりなど、アドレス帳のデータ復旧を行う際は、エクスポート作業とは逆の作業を行います。