ごみ箱から削除のデータ復旧

エクセルとワードのデータ復旧

 エクセルやワードの文書が開けなくなってしまったということは、よくあることです。大切なデータであれば、なんとかデータ復旧をしたいものです。

 エクセルやワードが開けなくなる原因としてまず考えられることは、アプリケーション自体に問題があり、作成したファイルが開けないということです。これは、アプリケーションソフトがフリーズした時に強制終了や再起動することによって起きるようです。この場合、アプリケーションソフトを修復すれば、データ復旧できる可能性は高いと言われています。

 もう1つの原因として、ファイル自体が壊れてしまっている、というケースが考えられます。これは、フロッピーディスクなどの外部メディアからデータをコピーする際に、ファイルの情報が欠損してしまうことが考えられます。また、ハードディスクのセクタが欠損するなど、物理的にデータが壊れてしまうことも考えられます。さらに、ファイルを保存する際に転送エラーが発生してしまい、データが壊れてしまう、ということもあるようです。ファイル自体が壊れている場合は、修復機能でデータ復旧できる場合があります。もしそれでデータ復旧ができなくても、ワードやエクセル文書内の画像や数式などは諦めて、テキストだけに関してデータ復旧するという方法もあります。

 アプリケーションが壊れている場合、ファイル自体が壊れている場合、いずれの場合にしてもファイルの外見上では判断できません。データ復旧方法をいろいろ試してみることが、大切なことのようです。

 

ごみ箱から削除のデータ復旧

 大切なデータを削除してしまうことはよくあることです。不要なデータを削除する場合、通常は該当するファイルを選択後、右クリックで削除を選択してごみ箱に移動します。削除したデータが「やっぱり必要です」というような時はごみ箱を開いて「元に戻す」を選択すれば、元の位置にデータ復旧できます。

 しかし、ごみ箱を空にしてしまった場合、どこを探してもファイルが見つからないため、データ復旧ができないものとして、諦めてしまうことが多いようです。ごみ箱が空にした後でも、データ復旧はできるのです。ごみ箱を空にしても、データはハードディスク上に残されています。画面上で目視できないだけなのです。

 画面上からアイコンが消えてしまうため、パソコンから完全に削除されてしまったと思ってしまいます。しかし、削除という操作によってファイル管理システムが、ファイルの情報に「削除マーク」を付けてデスクトップ上で作業できないように見せかけているだけなのです。

 では、どのようにデータ復旧を行えばよいのでしょうか?さまざまなデータ復旧の市販ソフトがあります。また、インターネットからデータ復旧のフリーソフトをダウンロードできます。いずれのソフトを使うにしても。ファイルを削除してからあまり経過しないうちにデータ復旧を行うことが大切なことのようです。パソコンの電源を落とさずにその日のうちにデータ復旧を行えば、かなり高い確率でデータ復旧ができるといわれています。