画像ファイルのデータ復旧

XP再インストール後のデータ復旧

 WindowsXPがプリインストールされたパソコンでXPを再インストールや修復インストールすることがあります。また、HomeEditionからProfessionalにアップグレードすることがあります。この時、「All Users」「Default Users」のデータが消えてしまうことがあるようです。

 これは、XPのCD〜ROMで「WindowsXPをインストールする」を選択した時に起こるようです。選択して現在インストールされているハードディスクの同じフォルダに再インストールした時に起きるようです。また、XPのCD〜ROMでパソコンを起動し、修復インストールした場合にも同じ現象が起きると言われています。

 HomeEditionからProfessionalにアップグレードする時があります。この時、インストールCDの項目から実行すると、データが消えてしまいます。インストールデータが同じフォルダに上書きされてしまうため、元データが消えてしまうようです。

 これらの場合はデータ復旧が可能でしょうか?どうやら、完全に上書きされてしまうため、データ復旧はできないようです。

 これらの原因でデータが無くなってしまった場合、データ復旧の方法としてはバックアップをとっておくしかないようです。再インストール、修復インストール、アップグレードの作業の際は、データ復旧のことを考えて、バックアップを取っておくことが大切です。

 

画像ファイルのデータ復旧

 OSの調子が悪くなったので、OSの修復インストールを行ったら、デジカメで撮影した画像の一部が青くなってしまうということがあります。また、外部メディアに画像をコピーした際にエラーが発生して、データが壊れてしまうということもあります。デジカメで撮影したデータなどは旅行先で撮った写真など、撮り直しのきかないものも多く、データ復旧を確実に行いたいものです。

 デジカメから転送する画像や、インターネットからダウンロードするJPEGファイルは、転送中にファイルのヘッダーやフッターが欠けてしまうことがあります。また、JPEGデータ内部に異常が発生することがあります。こうした画像を表示すると、画面の一部が青色で塗りつぶされたような状態になってしまいます。そんな画像でもデータ復旧は可能でしょうか?

 オンラインソフトの「JPEG REMEMBER」というソフトでデータ復旧が可能です。このソフトはハードディスク内のJPEG画像を解析して破損や異常のあるファイルを検出してくれます。そして、そのファイルがどの程度破損しているのか、その割合も示してくれます。破損箇所の検出後、破損した部分を指定することで強制的にデータ復旧を行ってくれます。破損したJPEG画像を検索し、一括して復旧作業ができるのもこのソフトの特徴です。

 Vectorで入手することが可能ですので、デジカメで撮ったデータに異常が発生し、データ復旧の必要がある時は試してみるのもいいかもしれません。