周辺機器のドライバのデータ復旧

ユーザー辞書のデータ復旧

 Windowsには日本語入力ソフトとして「IME」が標準装備されています。IMEには自動学習機能が搭載されているため、使用するユーザーの入力を学習してその結果を「ユーザー辞書」に書き加えています。しかし、このユーザー辞書が何らかの原因で壊れてしまうと、正しく漢字変換できないなどのトラブルが発生します。漢字変換の結果が頻繁におかしくなるような現象が発生したり、日本語入力時にエラーが発生したりする時があります。そのような時はユーザー辞書のデータ復旧を試みたほうがいいかもしれません。ユーザー辞書のデータ復旧はどのようにして行うのでしょうか。まず、ユーザー辞書が保存されているドライブを「チェックディスク」してみます。通常は、Cドライブにユーザー辞書が保存されていると思います。Cドライブのプロパティを開き、「ツール」タブの「エラーチェック」にある「チェックする」をクリックします。そうするとチェックディスクを開始します。しばらく時間がかかりますが、ドライブのエラーを自動で修復しデータの復旧を行ってくれます。チェックディスクを行ってもデータ復旧ができず、トラブルが解消できない場合は、ユーザー辞書の修復を行います。言語バーの「ツール」アイコンをクリックして「プロパティ」を選択します。プロパティ画面が表示されたら、「辞書/学習」タブを開き、修復ボタンをクリックするだけです。この操作を行うと自動学習した内容は消去されてしまいますが、自分で登録した用語などはデータ復旧してくれます。

 

周辺機器のドライバのデータ復旧

 ドライバとは「デバイスドライバ」の略で、OSと周辺機器の橋渡しをする重要なプログラムです。つまり、Windowsが周辺機器を制御するために必要なプログラムです。通常はフロッピーディスクまたはCD〜ROMの形で周辺機器に付属しています。

 OSのクリーンインストールなどを行って、ドライバを失ってしまうと、ドライバのデータ復旧を行わなければ、周辺機器が使えなくなってしまいます。デバイスマネージャーで確認すると、ドライブがインストールされていない周辺機器は「?」マークが付いています。その時はフロッピーディスクやCD〜ROMからドライバのデータ復旧を行えばよいのです。ただし、そのフロッピーディスクやCD〜ROMを紛失してしまったらどのようにデータ復旧すればよいのでしょうか。

 そのような場合は、メーカーのホームページをチェックすればいいと思います。例えば、プリンターのドライバのデータ復旧をしたい場合は、そのプリンターのメーカーのホームページにアクセスするのです。「ダウンロード」や「ユーザーサポート」というページを探して、そのページを開くと商品ごとにドライバが公開されているはずです。

 ドライブの配布ページを見つけたら、対応するOSを確認してダインロードして、ドライバのデータ復旧を行います。インストール方法は機器によってさまざまな方法があるようです。ホームページをよく確認してから作業に取りかかったほうがいいようです。