読み込めないCDのデータ復旧方法

外付けハードディスクからのデータ復旧

 パソコンの外付けハードディスクを接続しているとき、ある日突然そのハードディスクを認識しなくなってしまうことがあります。そのような時は、ハードディスク内にある重要なデータを取り出すデータ復旧の作業をしなくてはなりません。

 データ復旧をするためには、ハードディスクをパソコンに認識させることが必要です。外付けハードディスクを認識しなくなる理由として、まず考えられることは物理的に接続されていない、ということです。そして接続されているのであれば、マスターブートレコードが損傷している、ということも考えられます。

 外付けハードディスクが認識されない時は、まず「デバイスマネージャー」で認識されているかどうか、確認する必要があります。「デバイスマネージャー」で認識されているにもかかわらず、「マイコンピュータ」にドライブが表示されないケースがあります。そのような場合は、「マスターブートレコード」が損傷している可能性があります。マスターブートレコードとは、ハードディスクの先頭に書き込まれていて、ハードディスク内のパーティションの情報など、重要な情報が書き込まれている部分です。そのため、マスターブートレコードが損傷していると、OSがハードディスクを認識しなくなってしまうのです。

 マスターブートレコードが壊れているのであれば、市販ソフトを利用して修復することが可能です。それを試しても、認識しないような場合は、ハードディスクが物理的に損傷しているかもしれません。

 

読み込めないCDのデータ復旧方法

 パソコンでCDやDVDからファイルを読み込もうとした時、ファイルが読み込めない時があります。他のパソコンでもそのCDやDVDが読み込めないとしたら、CDやDVDに何らかの原因があると考えられます。CDやDVDに大切なデータが入っている場合は、データ復旧をしなければなりません。

 CDやDVDなどのディスクメディアからデータが読み込めなくなる原因として、最初に考えられることは、読み込み面のキズや汚れであると言われています。ディスクメディアはドライブのピックアップから照射されるレーザーが記録層の凸凹を感知してデータを読み込んでいます。ディスクメディアの基盤部分が汚れていると、レーザーが記録層に到達する前に乱反射してしまい、データを読み込むことができなくなってしまうのです。つまり、キズや汚れを取り除けば、データ復旧は可能ということになります。

 キズや汚れを取り除くための製品が市販されています。ディスク全体にキズがついているなら、電動でディスクの基盤面を研磨するものを使用してみるのもいいかもしれません。ディスクの一部分にキズがついているような場合は「修復剤」で研磨するという方法もあります。

 CDドライブやDVDドライブを長く使用していると、ドライブ自体の性能が下がっている可能性もあります。ディスクメディアをドライブに入れてもディスクの回転が始まらないようであれば、ドライブの故障が考えられます。メディア内のデータ復旧を行うためには、ドライブを新しいものに交換する必要がありそうです。