削除したメールのデータ復旧

「お気に入り」のデータ復旧

 インターネットでさまざまなホームページを閲覧した結果、「お気に入り」にはさまざまなホームページが登録されています。パソコンに万が一のことがあった場合、失いたくないデータのうちのひとつではないでしょうか。「お気に入り」のデータ復旧に備えて、時にはバックアップを取ることも必要であると思います。バックアップ作業は、簡単な操作で行えます。

 「お気に入り」のバックアップを取るためには、Internet Explorerを立ち上げます。「ファイル」メニューから「インポートおよびエクスポート」を選択し、ウィザードにしたがってバックアップデータを作成します。作成されたバックアップデータを他のメディアに保存すればバックアップは完了です。パソコンに何かあった時にはそのデータを使ってデータ復旧を行います。データ復旧の操作もバックアップの時と同じようにInternet Explorerの「ファイル」メニューから行っていきます。

 この方法は、パソコンを買い換える時にも有効な方法であると思います。また、バックアップされたお気に入りはNetscapeなどのブラウザ上に登録することも可能なようです。つまり、Internet Explorerから他のブラウザに乗り換える時にも使える方法であるのです。

 バックアップされたお気に入りのデータはHTMLファイルになります。そのため、これをブラウザで開くとお気に入りが並んだリンク集となります。

 

削除したメールのデータ復旧

 受信したメールを放置しておくと、「受信トレイ」はメールであふれてしまいます。そのため、日頃のメールのやりとりの中で、「受信トレイ」の中の不要なメールデータは削除していきます。しかし、大切なデータを誤操作で削除してしまうこともあります。そのような場合、データ復旧は可能でしょうか?

 不要なメールは「削除済みアイテム」にまず保存されます。これを完全に削除する場合、削除済みアイテム内から削除するか、削除済みアイテムフォルダを空にする、という操作を行います。メールを「削除済みアイテム」の中に移動しただけであるならば、メールのデータ復旧は簡単です。削除したデータを「受信トレイ」にドラッグすればデータ復旧は完了です。

 「削除済みアイテム」を空にしてしまった場合、メールのデータ復旧はできるのでしょうか?Outlook Expressを使用しているならば、「ツール」〜「アカウント」〜「インターネットアカウント」を表示させます。そこで、アカウントを選び、「プロパティ」を見てみます。「詳細設定」の中の「配信」で「サーバーにメッセージのコピーを置く」にチェックが入っているでしょうか。このチェックが入っていれば、データ復旧することは可能です。

 しかし、この欄にチェックが入っておらず、メールサーバー内にデータが残っていないと、データ復旧は非常に難しいようです。市販ソフトを使って、データ復旧を行う以外に手はないようです。