ハイドロカルチャーの管理法

ハイドロカルチャーに適した植物

 お家の中でも簡単にガーデニングを楽しむことができるハイドロカルチャー。管理も手間がいらず、ガーデニング用品としての鉢だけでなく自分の好きな容器に、好きな植物を使って寄せ植えができ、お洒落なインテリアとしても人気がありますね。

 ハイドロボールというガーデニング用品を使って、お家の中で水耕栽培をするハイドロカルチャーは、どんな植物でも良いというわけではなく、適した植物があります。

 ハイドロカルチャーには、水を好み、日陰でも良く育つものが向いています。育てやすいものに、パキラやポトス、プミラ、アイビーなどがあります。

 これらの苗は、ハイドロカルチャー用としてお店で売られていて、それを使えば簡単に楽しむことができますが、それ以外に、土に植えられた鉢植えの植物を利用したり、挿し枝をしたりして根を出した植物も使うことができます。

 鉢植えの植物を使う場合は、まず、根を痛めないように土を落としてやります。そして、寄せ植えしやすいように伸びすぎた根を切り取り、丁寧に水で洗ってやります。外で管理されていた鉢植えのものを使うと、急な環境の変化に一時的に苗に痛みが出てしまうことがあるので、気をつけてくださいね。

 挿し枝というのは、大きくなった植物の枝を切り、コップなどに水を入れたものに挿しておき、根を出させる方法です。ただ枝を切るだけでなく、切った枝は上から2、3節を残して下葉をちぎり取っておきます。この葉をちぎった節目あたりから根が出やすいのです。

 挿し枝は、真夏と真冬を除いた時期ならいつでも行うことができますが、一番根が出やすいのは植物の成長期にあたる5〜7月です。根は、植物の種類や環境にもよりますが、1週間〜3週間くらいで出てきます。ですが、全てに根が出てくるというわけでもないので、失敗してもいいや、と気長に構えておいてくださいね。

 自分で根を出してやった植物を使ってハイドロカルチャーを楽しむことができれば、経済的ですし、愛情もわきますよね。是非挿し枝にも挑戦してみてくださいね。

 

ハイドロカルチャーの管理法

 土を使わずに、ハイドロボールを使って植物を栽培するハイドロカルチャー。ガーデニング用品を扱っているお店には、ハイドロカルチャー専用の植物が売られていたり、お洒落な寄せ植えも売られていたりして、癒しのグッズとして人気がありますね。

 植物の管理も簡単と言われていますが、うまく育たなかったり、枯らしてしまったりしたことはないですか?

 ハイドロカルチャーの管理は確かに簡単ですが、やはり水腐れや、根腐れには十分な注意が必要です。

 植物のために、日当たりの良いところに置いておくのも良いですが、直射日光があたってしまうところは避けた方が良いです。特に夏は、容器の中が高温になって蒸れてしまい、根腐れを起こす可能性があります。

 また、水やりにも注意が必要です。水をやりすぎても根腐れを起こす可能性があり、植物にとって良くありません。一般的に底から1cm〜2cmくらい水を入れて、完全に乾ききったら水をやります。2週間に1度くらいが目安です。

 しかし、コップのような透明な容器なら、外からでも水の具合を見ることができますが、陶器などのように、中の様子が全く分からないものは、どれだけ水をあげたら良いか、分かりづらいですよね。

 中の見えない鉢などの水分量を測る、便利なガーデニング用品、「水位計」があります。何だか大げさなイメージですが、100円ショップなどでも売られていて、手軽に購入することができますよ。水位計をつけておけば、水位計に付いている赤い針が、水の溜まっている高さ分だけ上下して、水の分量を知らせてくれます。これがあれば、簡単に水の管理ができますね。可愛い植物を上手に管理するために、つけておくことをおすすめします。