風邪と関節痛

関節痛の種類について

関節痛と呼ばれる病気にはいろいろな病気があります。関節が痛くなると、「骨が弱くなってきたのかしら?」「リウマチだったらどうしよう」と心配になる方もいるでしょう。しかし、小さい子供に「関節が痛い」と言われたところで、骨がもろくなっているとは思えませんから、誰でも他に原因がないかを探すのではないでしょうか。では、関節痛には骨の老化が原因の病気のほかにどのようなものがあると思いますか?まず、子供の関節痛を見てみましょう。子供の関節痛には、風邪、おたふくかぜ、はしか、風疹、インフルエンザなどが原因となるものがあります。しかし、この場合の関節痛は心配はいりません。たとえ、これらの病気で関節痛になっても、関節が損傷することはありません。熱が下がれば、自然に治まりますが、心配なら鎮痛剤を処方してもらうと良いでしょう。あまり痛がるようなら、湿布を貼ったり、軽くマッサージをしてあげて下さい。そのほか、スポーツをやっている時、高いヒールの靴を履いている時など、足をくじいたことはありませんか?これを捻挫(ねんざ)と言います。捻挫も関節痛の一つです。捻挫になったら、すぐに患部を冷湿布で冷やし、固定します。もしかしたら、骨折している可能性もあるので、病院でレントゲンを撮ってもらうとよいですね。また、軽い捻挫だからと放置しておくと、将来 深刻な関節痛になることも考えられます。たいしたこと無いと自分で決め付けず、適切な処置をうけましょう。

 

風邪と関節痛

関節痛は、骨の老化で発病するだけではなく、風邪を引いた時にもなります。身体がだるくて、だんだん節々が痛くなり、気づいたら熱っぽくて、風邪をひいていた・・・なんて経験、誰でもあるのではないでしょうか?風邪は、鼻水が出る、咳が出る、高熱が出るなど、症状が色々ですね。これは、原因となるウイルスが違うためです。倦怠感があって、関節痛や腰痛の症状が表れ始めたら、風邪のひき始めです。すぐに安静にして、熱が出ないように気をつけましょう。風邪のなかでも、普通の風邪とは違うインフルエンザ。これは大変有名ですから、知らない人はいないでしょう。インフルエンザは、普通の風邪と違って感染後、しばらくの潜伏期間を経て、高熱とともに発病します。そして次第に、悪寒・倦怠感、鼻水・のどの痛み、身体の節々が痛くなるといった関節痛の症状が現れます。インフルエンザの関節痛は普通の風邪のときよりも痛みが大きいようです。関節痛と言えば、お年寄りや大人がなるものと思いがちですが、風邪の場合の関節痛は大人だけではなく子供にも発病します。子供が「身体のあちこちが痛い」と言い、さらに風邪をひいているのであれば、その関節痛は自然に治るものと思ってよいでしょう。しかし、まれに痛みが長引く場合があります。痛みは誰でも早く取り除いてほしいものですよね。小さい子供で、飲み薬が苦手ならば、鎮痛剤の座薬を使うとよいでしょう。