仕事の覚え方

医療事務の仕事の面白さ

 医療事務の仕事に就いて、良かったと思うときは、やはり病気など医療に関する知識が増えたことです。といっても、私は整形外科に勤務しているので、整形外科に関する知識しかありませんが・・・でも、家族に膝が痛いと肩が痛いとか言われると、「よし来た!」とばかりに知識を披露します。(完全に自己満足ですが・・・)ただ単に足が痛いといっても、『骨が変形しているから』とか『腰痛からきている痛みやしびれ』だったりするんですよ。医療事務の仕事に就いていなかったら、全く興味のない話ですが、年寄りの親戚からは重宝がられています 笑

 専門分野に関する知識はあっても、他科のことになると乏しくなってしまうのが、クリニック勤務の欠点でしょう。例えば、他の病院に行った時に、もらってきた領収書を「この点数は何の点数か」と、看護師さん達と調べたりすることもあります。病院には、医科点数表というのがあって、治療に関する点数が全て載っています。レセプトや会計には、欠かせないもので、これさえあれば『鬼に金棒』という代物です。点数は2年に一度、改訂されるので、医療事務の仕事は常に勉強が必要なのです。

 これらの知識は、自然に覚えられるものと、勉強しないと覚えられないものがあります。しかし、特別 難しく考えることはありません。興味を持った病気だったり、薬だったり、ほんとに小さな事からでもいいのです。医療事務の仕事が楽しくなってきたら、何か一つ覚えるとさらにもう一つ・・・と、どんどん覚えたくなるものです。

 

仕事の覚え方

 いつも行くかかりつけのクリニックでは、医療事務の方が2〜3人受付に座っていて、パソコンを触っている人が1人・・・皆さん、静かに仕事をしていて、当然、私も医療事務の仕事に就いたらこんな感じになるんだろうと思っていました。ところが、現実は全く違うものでした。

 私が入社したクリニックでは、医療事務は私を含め2人だけ。看護師さんも1人しかいないため、じっと座ってなんていられません。受付にあったはずの椅子も、裏で荷物が積まれていました。とにかくバタバタと走り回る日々でした。(今でも新しい人が入ると、イメージと違うのか、覚えることが多すぎるのか、辞めていく人が多いのは残念です)

 ゆっくり教えてもらう時間は全くなくて、わからない事があると看護師さんや先輩に聞きまくりの日々でした。でも、忙しい時に質問するのも気が引けるんですよね。かといって、間違えた事をするととんでもない事になりかねません。

 入社したばかりの頃は、とにかくメモをとりまくっていました。とりあえず走り書きできるメモ帳と、清書して見やすくしたメモ帳をいつもポケットに入れていたものです。

 病院によっては、仕事の流れややり方を、まとめてあるものがあるかもしれません。でも、読んで覚えるより、書いて覚えたほうが頭に入りやすいものです。それを他人が読んでも、何のことか分からないかもしれませんが、それでいいのです。工夫して自分専用のノートを作ってみてはいかがでしょう?