薬の処方について

医療事務の給料について

 医療事務のお給料って、いくらぐらいなのでしょう?よく、他のお仕事と変わらないって言いますが、パートに関して言えば「そうでもないのかな?」と思ったりもします。

 私は、午前中の診察時間の3時間勤務です。週に1日、全員が交代で休みをとりますから、週5日勤務という事になります。そんな私のお給料は、他のサービス業などでパートをしている人たちと変わりません。「それなら、結局 変わらないじゃない」と思われるでしょう。しかし、勤務時間が違うのです。他の仕事のパートさんだと、少なくても1日5時間は勤務しなくてはいけないでしょう。その人達と同じなのですから、時給は高いと言えると思います。もちろん、最初から高かったわけではありません。一つ一つ仕事を覚えて、徐々に評価されてようやくここまで来たという感じです。医療事務の資格を持っているスタッフは、その分、評価されるのは言うまでもありません。

 すぐに戦力にはならなくても、資格を持っているというのは強みでしょう。正社員を目指すのなら、やはり医療事務の資格はあったほうが就職に便利なように思います。また、最近は資格がなくても、経験者が優遇されるようです。しかし、経験者も違う病院に行けば、一からのスタートです。知識がある分、覚えるのは早いでしょうが、資格があってもなくても、さほど変わらないように感じます。一番大事なのは、やる気です。やる気があれば、大丈夫ですよ。

 給料や勤務時間は、病院によって全然違いますから、色々な方法で自分にあった職場を見つけて下さいね。

 

薬の処方について

 病院にかかってお薬をもらう時、病院でもらいますか?それとも、調剤薬局でもらいますか?今は、多くの病院が院外処方といって、調剤薬局でもらうようになっています。私もかかりつけの病院は、院外処方なので、調剤薬局でお薬をもらいます。でも、これって雨の日や子供が熱を出してぐったりしている時などは、結構 負担なんですよね。しかも、医療費の負担も高くなるんですよ。私の勤めているクリニックでは、院内処方でお薬を渡しています。クリニックの経営を考えるとマイナスなのですが、高齢者が多いことを考えると、院内処方は患者さんにはとても優しい仕組みだと思います。

 院内処方だと、当然 クリニックで薬を管理する事になります。これは、医療事務の仕事です。毎日、在庫を調べて、不足分を注文します。薬には使用期限がありますから、頻繁に出ない薬は、期限がきれていないかどうかもチェックします。患者さんに薬が処方される時は、用意された薬を薬袋に入れることもあります。この時には、細心の注意が必要です。患者さんの名前、服用方法、処方日数が合っているかどうかのチェックをします。さらに、処方箋も出さなくてはいけません。これらと、合っているか再度チェック。そして、他の医療事務員の目でもう一度、チェックします。

 薬は、患者さんの体に入るものなので、この仕事をする時が一番 緊張します。医師からの処方上の注意を患者さんに伝えるのも、大事な仕事です。質問を受けたら、勝手に答えることはしないで、医師に確認します。あくまでも、医療事務員はメッセンジャーの役割をするわけです。

 精神的には一番疲れる仕事ですが、この仕事のおかげで薬の知識が増えたのは言うまでもありません。