制服について

カルテメッセンジャーという仕事について

 カルテメッセンジャーという仕事を知っていますか?総合病院では欠かせない業務の一つです。病棟から病棟へ、カルテや書類、伝票、レントゲンフィルムなどを運ぶ病院内伝達業務です。

 この仕事をしている方によると、カルテメッセンジャーはとにかく歩く!時には、走る!初めのうちは、広い病院が迷路のようで、何度も迷ったことがあるらしいです。患者さんに場所を聞いたりした事も、多々あるのだとか・・・万歩計をつけたら、きっとビックリするほどなのでしょうね。

 総合病院には、たくさんの患者さんが通院し、入院患者さんも大勢いらっしゃるのですから、スタッフの人数も膨大です。医療事務といっても、所属する部署によって、仕事がきっちり分かれていますから、カルテメッセンジャーという仕事が、大きな病院でしか聞かないのも納得できますね。

 クリニックには、もちろんカルテメッセンジャーと言われる部署はありません。医療事務員が全て行います。受付から10歩も歩けば診察室ですし、他の仕事の補助だってワンフロアーで全て収まりますから。しかしながら、オールマイティーに仕事をこなさなくてはいけないので、臨機応変に対応出来る人が望ましいですね。

 医療事務の仕事を専門的に行いたいのならば、総合病院が良いでしょう。自分の希望する部署には行けないかもしれませんが、専門知識は備わるでしょう。また、幅広く仕事を身につけたいのであれば、クリニックをお勧めします。一通り仕事を覚えれば、どこに行っても通用するでしょう。

 

制服について

 医療事務の仕事を目指す方の中には、あの制服に憧れて・・・なんて人もいるのではないでしょうか?私も初めて制服を着たときには、思わず「コスプレか!?」と思ってしまいました。

 病院によって、医療事務員の制服はさまざまですね。大きな病院だと、事務員とすぐ分かる制服ですし、個人病院のような小さなクリニックだと皆さん同じ制服を着ています。私の病院では、看護師さん以外は皆 同じ制服です。

 ちょっと前までは、看護師さんと同じワンピース型のナース服を着ていました。でも、あれは本当に動きにくい!さらには、透ける!一応、透けにくい下着を着るのですが、どうも気になって仕方ないですね。看護師さん達は、動きにくくないのでしょうか?

 整形外科では、理学療法の治療がメインです。医療事務員も、理学療法が混み合って来ると、時折 補助の仕事に入ります。足元に電気治療をしたり、肩に低周波などをする患者さんに、機械を取り付けたり外したりするのですが、立ったりしゃがんだりする事がとても多いのです。そんな時、ナース服だと所作が苦痛なんですよね。そこで、看護師さん以外のスタッフは、全員パンツスタイルの制服に切り替えました。「動きやすくなったのだから、今まで以上に動きなさいよ〜」とは、看護師さんのお言葉です 笑

 しかし、制服は着ていて、とても気持ちの良いものです。どれほど仕事に行きたくないと思っていても、制服に着替えると不思議とやる気が湧いてくるのですから。